こんにちは!行政書士のtakashiです。
「行政書士になるには.com」へお越しいただきありがとうございます。
このサイト「行政書士になるには.com」では、管理人である現役行政書士の私が、行政書士事務所を開業するにあたって経験した「開業前や開業後にやっておいた方が良かったこと」「開業前・開業後にやっておいて良かったこと」「開業後の成功体験や失敗談」など、実体験に基づいたノウハウや知見を徒然に書いていくものです。
- 行政書士事務所開業前でどんな準備をしたいいかわからない方
- 行政書士事務所を開業したはいいけれどどうしたらいいのかわからない方
このような方のお役に立てればと思いサイトを運営しています。気になることや感想など、お気軽にコメントをいただけると嬉しいです。コメント欄はこのページの一番下にあります。最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。
行政書士事務所開業を考えている、又は開業間もない方の中には、「どうやって営業をしたらいいのだろうか」とか「どんな業務を専門にしようか」と悩まれる方も少なくないと思います。私もその一人でした。
そのような状況で、情報収集を進めるうちに出会うでしょう、「行政書士開業セミナー」というヤツに。もちろん気になるでしょう。もしかしたらもう申し込みをする直前かもしれませんね。でも、少しだけ立ち止まって、この記事を読んでみてください。
もしかしたらそんなモン参加しなくてもいいのかもしれませんよ…
「行政書士開業セミナー」的なモンは参加しなくても全然オッケー!
私は「行政書士開業セミナー」的なモンは参加しなくても全然オッケー!だと考えています。※あくまで個人的な意見です。
どうして「行政書士開業セミナー」に参加しなくても問題ない、と考えるのか、ですが
- そもそも講師の素性がわからない
- セミナーの質が読めない
- 業務知識は得られない
からです。
そもそも講師の素性がわからない
その「行政書士開業セミナー」の講師はどんな方なんでしょうか?現役の行政書士?プロのセミナー講師?経営コンサルタント?
肩書がなんであれ、よくわからない人の講義を聞くほど暇ではないはずです。
掘り下げて考えてみても、ただのセミナー講師や経営コンサルタントが行政書士の市場をくまなく把握しているとは考えにくい。現役の行政書士であっても、本業でどれだけ稼げているかよくわかりません。
セミナーの質が読めない
前の項目と通じるものがありますが、講師がどんな人間かよくわからないので、セミナー自体の質もどんなものかよくわかりません。セミナーの質が読めないのでは申し込みようがありません。
具体的な業務知識が得られる訳ではない
行政書士が業務として作成できる書類は1万種類を超える、といわれていることはすでにご存知かと思います。それでも、日本全国どこへ行っても仕事になるような「使える」業務はいくつもありません。
つまり、行政書士業務には地域性があるということです。日本は狭いようでとても広い国です。北海道から沖縄まで、地域によって産業に特色があり、さらにいえば都道府県によってもニーズの大きい業務は異なります。
そのような状況にあって、その講師が自身の地元でセミナーを開いているのであれば、(本業で稼いでいる行政書士と仮定したとすると)自分の手の内は明かしませんし、他の地域で開催しているのであれば全く参考になりません。
そんなつまらないセミナーに参加したいですか?私は参加したくはありません。※個人の感想です。
開業前の大切な時間がもったいないのでは?
ここまで挙げてきた三つの理由から、私は「行政書士開業セミナー」に参加することはおすすめしません。
結局は「開業前の大切な時間がもったいないのでは?」と感じてしまいます。
開業前の準備期間はとても貴重なものです。お客様は必然的に経営者が多くなるため、マーケティング、マネジメント、会計といった「経営」に必要な知識の習得や、開拓したい業務の研究も欠かせません。また、地域に根差した事務所にするためには、ネットワークの構築も必要です。開業後の資金繰りのために金融機関を訪問する必要もあるでしょう。
こういった「個人事業主として根本的に必要な知識や準備」をするための貴重な時間をそんな下らないこと(※個人の意見です)に使ってしまっていいのでしょうか?「行政書士開業セミナー」で得られるような知識は本でも得られます。日中は大切な開業準備に使い、「行政書士開業セミナー」的な知識は夜に本でも読む。それで十分だと思います。
そもそも、一人の「個人事業主・経営者」として開業するのですから「経営」についての勉強は当たり前にしているはずです。それを自身のため、お客様のために使えばいい。それだけのことです。
どうしても行政書士のナマの言葉が聴きたいのであれば、地元の大きな事務所へアポを取って相談料でもお菓子でも持って訪問した方がよっぽど生きた情報や知恵を得ることができます。結構フランクに対応してくれますよ。
今回の記事はここまでです。今後このブログでも「マーケティング」について書いていく予定ですので、お楽しみに。
コメント