こんにちは。行政書士のtakashiです。
「行政書士になるには.com」へお越しいただきありがとうございます。
このサイト「行政書士になるには.com」では、管理人である現役行政書士の私が、行政書士事務所を開業するにあたって経験した「開業前や開業後にやっておいた方が良かったこと」「開業前・開業後にやっておいて良かったこと」「開業後の成功体験や失敗談」など、実体験に基づいたノウハウや知見を徒然に書いていくものです。
- 行政書士事務所開業前でどんな準備をしたいいかわからない方
- 行政書士事務所を開業したはいいけれどどうしたらいいのかわからない方
このような方のお役に立てればと思いサイトを運営しています。気になることや感想など、お気軽にコメントをいただけると嬉しいです。コメント欄はこのページの一番下にあります。最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。
行政書士事務所を開業するための費用については以前に書きましたが、登録費を含めて60万円~130万円程度になります。
これに対して、開業後は行政書士事務所を維持するための費用が必要になります。いわゆる「ランニングコスト」です。ランニングコストの内訳を把握しコントロールすることは、経営の基本中の基本です。
毎月のランニングコストが最低どのくらい必要なのかを把握することで、月にどのくらい稼げば事務所を続けることができるのかが把握できます。
これらの数値を正確に掴むことができれば、現実的な目標設定ができ、営業活動をどのようにしたらいいかをより明確にすることができるようになります。
今回は、そんな経営のキホン、「行政書士事務所のランニングコスト」についての記事です。
行政書士事務所の維持費はどれくらいかかる?
行政書士事務所を維持するためのランニングコストですが、大きく4つに分類できます。
- 資格
- 事務所
- 広告宣伝費
- その他
ひとつずつみていきましょう。
資格
行政書士資格を維持するためにもおカネが必要です。弁護士や司法書士、税理士などと比べるとだいぶお安く設定されていますが、それでも開業当初には厳しく感じるもの。ですが、行政書士で稼ぐためには必要不可欠。その分研修会に参加するなどして取り返しましょう。すぐに引き落としに気付かないくらい稼げるようになりますよ。
さて、この資格の維持費ですが、いわゆる「会費」と呼ばれるものです。
会費は、登録する都道府県会によって異なりますが、年間¥60,000~¥80,000程度かと思います。加えて、政治連盟への所属は任意ではありますが、こちらも年間¥10,000前後必要となります。
また、事務所の置かれている地域を管轄する「支部」にも所属することとなるため、支部会費も必要となります。支部によって異なりますが、年間¥10,000前後が多いと思います。(※支部会費をまったく取らず、行事ごとに参加者から参加費を徴収することのみで運営している支部もあるようです。)
ちなみに、僕の所属する埼玉県行政書士会では、
- 埼玉県行政書士会:年間¥60,000
- 埼玉県行政書士会政治連盟:年間¥6,000
- 支部会費(浦和):年間¥10,000
となっています。
事務所
事務所の維持費としては、以下が考えられます。
- ネット代などの通信費
- 賃料
通信費は電話やFAX、ネット代などを込みにしても1か月¥10,000もあれば十分でしょう。また、事務所の賃料も必要となります。
広告宣伝費
事務所の広告・宣伝は欠かせません。いろいろな手法がありますが、そのなかでも毎月必要になるのが
- ウェブサイトのサーバー代
です。
サーバーとは、ウェブサイト、いわゆるホームページを設置するための場所です。この場所代に1か月あたり数百円~数千円かかります。
無料のサービスもあるにはありますが、カスタマイズ性や表示速度、SEOなどを考えると有料サービスに軍配があがります。ウェブサイトについては他の記事に詳しく書く予定です。
個人的なおすすめは「Xサーバー」です。月額もプランによりますが、1,000円からありますし、速度も十分です。また、サーバーの管理画面も使いやすく、wordpressのインストールもとても簡単です。詳細は↓のリンクからどうぞ。
その他
このほか、若干ランニングコストとは異なるかもしれませんが、以下も考慮しておく必要があります。
- 研修費
- 書籍代
- 生活費
開業当初は特に、業務知識をしっかりと学ばなければ仕事になりません。また、同時に多くの仕事は処理できませんから生活費もしっかりとプールしておかないと早々に廃業することになってしまいます。
さいごに
今回は、「行政書士事務所のランニングコスト」について書いてきました。
意外と必要な経費が多いんじゃないかなと思います。
このランニングコストをしっかりと管理することが一人前の経営者、行政書士への第一歩です。
僕はこのランニングコストをエクセルで管理しています。といっても、経費の種類と金額を整理して書き込んだもので、非常に簡素なものです。それで必要十分ですし、ここに時間をかけるべきものでもありません。
また、ランニングコストから必要な売上額を算定し、毎月の売上目標も作っています。この表では、毎月の売上目標額と実際の売上額を比較できるようにしていて、こまめに営業活動の修正を行うことができるようにしています。
よかったら試してみてください。
今回の記事はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント