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契約書作成業務に思う、社長と現場担当者の思い

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こんにちは。行政書士になるには.com管理人takashiです。

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今回は、最近業務で感じた「社長と現場担当者の思い」について感じたことを書いてみたいと思います。

目次

この記事のキッカケを少々

まずは、今回の記事を書くキッカケとなったご依頼の背景を少し、お話します。

あれはお盆の入りの日の前日、こっそりとお休みのための準備を事務所でしていたときのことです。

知らない番号からの着信。すかさず取ると「契約書についてお尋ねしたいのですが」とのこと。「お電話ありがとうございます。」と私。トントン拍子で初回の打合せが決まりました。私の事務所までお越しいただけるとのこと。

普段は許認可ばかりの私ですが、契約書の作成なんかもちょっとした裏メニュー的にやっています。メインの集客用サイトはバリバリ許認可を扱っており、そのサイトのブログ記事で契約書がらみのものがあり、それがヒットしてお問い合わせに繋がりました。

SEOについては別の記事に譲るとしてまして、本題へ入ることとしましょう。

打合せ当日

そして、打合せ当日。

人見知りの私なので初めましてのお客様は毎回緊張するのですが、今回も例外ではありません。

インターホンが鳴り、応対します。

いらしたのは、お問い合わせをくださった社長さん。と、もう一人。自己紹介から現場担当者であることがわかりました。

ここで今回の登場人物が揃います。

守秘義務もありますから、お客様のビジネスの内容やご相談内容はぼかしますが、要約するとどうやら「自社で受けた役務サービスを外注スタッフに依頼するための契約書」を作りたいようです。

交錯する思い

お話を詳しくお伺いする中で、徐々にビジネスの核心に迫っていきます。

そこで、今回のタイトル「社長と現場担当者の思い」が交錯し始めます。

特に顕著だったのは「事故が起きたときの処理」つまり、役務サービスの提供先で外注スタッフがトラブルを起こしてしまったときにどうするか、という問題でした。

社長は「外注スタッフの過失であれば当社でそれを負担する必要はない」と。ごもっとも。しかし、

現場担当者は「あまりに負担が大きすぎるとミスを隠してしまい、あとあと大きな問題になる」と。ごもっとも。

どうやら、社長さんは「何かあったときのために保険はしっかり当社で入る。ただ、それを前提に現場で適当な仕事はしてほしくないので契約書にキッチリと記載しておきたい」ということのようで、現場担当者さんは「それでは現場で外注スタッフがミスを隠蔽してしまいかねないのではないか」と平行線の様相です。

とはいえ、落としどころはありそうです。大事なポイントである「外注スタッフがキッチリと仕事をこなしてくれること」は一致しています。

ここはしっかりと聞いておいた方がいいだろうと判断し、双方の言い分を聞き取ります。

でも実は

一見食い違っているような考えであっても、よくよく聞いてみると実は同じような思いをもっていることはままあります。

大切なことは「どうしてそうしたいのか」をしっかりと聞くこと。「どうして」という相手の思いを聞き出すことでスムーズに仕事を進められると考えています。

結局、社長さんも現場担当者さんも「しっかりとした仕事をすることで、注文者との信用を高めて、さらなる取引につなげたい」というのは同じなので、それを現場でどう担保するか、というところで落ち着きました。

最後に

行政書士も社長と現場担当者の思いのちがいに出くわすことも時々あります。

許認可の現場でも、色々やりたい社長と現場を考えると歓迎できない従業員さんの間で手続きを進めなければならない、なんてことが起こったりします。

そういったときに、それぞれの関係者の思いを引き出し、同じ方向を向いてもらえるように計らうことも仕事の一つだなあ、と思った一件でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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