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【新人・開業前】行政書士の業務の選び方【マーケットリサーチ編】

行政書士の業務の選び方

こんにちは!行政書士のTakashiです。

「行政書士になるには.com」へお越しいただきありがとうございます。

このサイト「行政書士になるには.com」では、管理人である現役行政書士の私が、行政書士事務所を開業するにあたって経験した「開業前や開業後にやっておいた方が良かったこと」「開業前・開業後にやっておいて良かったこと」「開業後の成功体験や失敗談」など、実体験に基づいたノウハウや知見を徒然に書いていくものです。

  • 行政書士事務所開業前でどんな準備をしたいいかわからない方
  • 行政書士事務所を開業したはいいけれどどうしたらいいのかわからない方

このような方のお役に立てればと思いサイトを運営しています。気になることや感想など、お気軽にコメントをいただけると嬉しいです。コメント欄はこのページの一番下にあります。最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。

行政書士事務所を開業するにあたって、「どんな業務をするか」はとても悩ましいものです。どうしてもやりたい仕事や業務がある場合は別かもしれませんが、「行政書士になるとして、はて、どんな業務をしようか?」と迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、手掛けたい業務がある場合でも、行政書士事務所を開業しようとする地域でどの程度の仕事量が見込めるか?はなかなか見極めにくいでしょう。

こういった場合、「どんな業務を自身の事務所でのメイン業務にするか?」を考えるにあたっては、「行政書士」というマーケット=市場を分析することが一つの助けになるでしょう。

目次

マーケット分析から業務を考えてみる

行政書士業務には様々な種類があり、その数が膨大なことはすでにご存じのことでしょう。

その中で、どうやって事務所の営業品目を決めるのか?これを現実的な目線で考えるために、いわゆる「マーケティング思考」ともいわれるマーケティング的なアプローチを採用します。

「行政書士」というマーケットを分析するにあたって注意したいのが「行政書士業務は非常に地域性が強い」という点です。我々行政書士が活躍するフィールド、その中心は「許認可」です。そして、そのサービスの利用者のほとんどが法人や個人事業主などの「事業者」です。そうなると、当然中心となる産業は地域ごとに異なります。

この「地域性」という要素を考慮せずに調査を始めたとしても、有意なデータは集まりません。

では、どうやってマーケット分析をしたらいいのでしょうか?

行政書士業務でのマーケット分析、調査したい3点!

行政書士業務についてのマーケット分析で調査したい点は以下の3つです。

  • 開業予定の地域を中心として、どこまでを営業範囲とするのか?
  • 営業範囲ではどんな産業が中心なのか?
  • 営業範囲の同業他社は、どんな業務をしているか?

ひとつずつみていきましょう。

場所から考える

まずはどこで営業をするのか、を考えなければ始まりません。そして、それは事務所を中心としてどこまでの範囲を商圏とするか、を考えることでもあります。

もちろん、日本全国を商圏と捉えて営業することも可能ですが、それなりの準備が必要となります。

あくまでも基本は「事務所を中心としてどこまでを商圏とするか」が重要です。

自宅からの距離や家賃だけでなく、商圏としたい地域までの移動の利便性も考慮しましょう。

中心産業から考える

事務所と営業範囲を決めたら、「その地域ではどんな産業が中心なのか?」を調べましょう。都道府県庁で「なんちゃら白書」のようなものを閲覧したり、ネットで調べられるものは調べてみましょう。また、実際に町を見てみるのもいいと思います。

主要な産業なので、一つでなくいくつか調べてみるといろいろな発見があります。もちろん、既にこれらの産業を対象に営業している先輩行政書士事務所があると思います。

主要な産業ですから、いわゆる「レッドオーシャン」の可能性は高いでしょう。しかし、それなりの規模の仕事があり、役所の担当者も慣れていたり、業務についてのノウハウもある程度集められるためデメリットばかりではありません。

競合から考える

事務所を中心とした営業範囲において、どんな業務に大きなマーケットがあるのかがわかったら、競合の存在を調べましょう。大抵は行政書士事務所であろうと思われますが、ときに他士業や企業が競合となることもあります。

これらの競合を徹底的に調べ上げ、強みや弱みをあぶりだしてみましょう。あとは攻略法を練るだけです。

さいごに

今回は、行政書士事務所開業にあたっての悩みの一つである「どんな業務を手掛けるか?」をマーケティング的な見地から考察してみました。

「地域の先輩行政書士と競合したら、あとあとえらい目にあいそう…」などと心配があるかもしれません。大抵は杞憂に終わるでしょう。

なぜなら、先輩行政書士たちは実務経験のない新人行政書士を脅威とは感じていません。また、それなりに大きなマーケットであれば「客を取った/取られた」ということにもそうそうならないでしょう。

しかし、転ばぬ先の杖。地域の先輩行政書士には挨拶周りをしておくことおすすめします。まずはペーペーの新人として顔を繋ぐ。そうして、イザというときに頼れる先輩を作っておくことが大切かと思います。

参考になれば幸いです。

今回の記事はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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