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行政書士試験の勉強法

勉強法イメージ

こんにちは。行政書士のtakashiです。

「行政書士になるには.com」へお越しいただきありがとうございます。

このサイト「行政書士になるには.com」では、管理人である現役行政書士の私が、行政書士事務所を開業するにあたって経験した「開業前や開業後にやっておいた方が良かったこと」「開業前・開業後にやっておいて良かったこと」「開業後の成功体験や失敗談」など、実体験に基づいたノウハウや知見を徒然に書いていくものです。

  • 行政書士事務所開業前でどんな準備をしたいいかわからない方
  • 行政書士事務所を開業したはいいけれどどうしたらいいのかわからない方

このような方のお役に立てればと思いサイトを運営しています。気になることや感想など、お気軽にコメントをいただけると嬉しいです。コメント欄はこのページの一番下にあります。最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。

突然ですが、僕はtwitterをやっています。(アカウントは秘密です。笑)大したことはつぶやかないので、フォロワー数はお察しのとおりです。

ですが、そんなフォロワーさんとか死ぬほど少ないアカウントにもかかわらず、ときどきDMで相談をいただくことがあります。

その中でも多いのが、行政書士試験の受験をしている方からの「行政書士試験の勉強法を教えてください!」というものです。

これには、「行政書士試験の勉強をしたいけど、初めてだからどこから手を付けていいのかわからない」とか、「行政書士試験を何回か受けてきたけど、自分の勉強法が正しいのか確認したい」といった意図があるのかなと思います。

ということで、今回は「行政書士試験の勉強法」について書いていきます。特に、科目ごとにどうこう、という内容ではなく、全体を通した考え方なんかをお伝えしたいと思っています。参考にしてもらえたら嬉しいです。

目次

まずは自分のレベルを確認しよう

行政書士試験のメイン科目は法律です。憲法、民法、行政法、商法・会社法。これらについての条文・判例知識がとても重要となり、それがほぼ全てといってもいいぐらいです。

また、一般知識科目においても、条約や関係する諸法令などの知識が必要となります。

つまり、「法学」が行政書士試験の勉強の中心となります。そのため、まず、法律を学ぶための基礎があるかないか、によってスタートラインが異なります。

なぜかというと、例えば、数学を学ぶためには算数から始めなければならないように、法律を学ぶためには法律を学ぶための基礎知識が必要になるからです。

条文や判例といった法律文書には、独特の言い回しがあります。これによって一般の方が法律文書を読んでも「何が書いてあるかよくわからない」といった状態に陥ります。この独特の言い回し=「法律文書を読むためのルール」を理解していない限り、条文や判例などの法律文書を読みこなすことはできません。

そのため、法律をはじめて勉強する人は、いきなり条文や判例などの勉強を始める前に、「条文や判例を理解するための知識」を身につけなければなりません。この知識があるかないかによってスタートラインが異なります。

最初にこの「法律文書を読む知識・ルール」を身につけましょう。

行政書士試験勉強の進め方

法律文書を読むための知識・ルールを身に着けたら、行政書士試験の勉強にとりかかりましょう。

行政書士試験の勉強をする基本となるルーティンはインプットとアウトプットの繰り返しです。

  • インプット→授業やテキストから知識を頭に入れる
  • アウトプット→その知識を使って問題を解いていく

これを丁寧に繰り返していきます。

このルーティンは

  1. 重要な条文・判例の知識を読み込む(インプット)
  2. その知識に対応する問題を解く(アウトプット)
  3. 間違えた・不十分な知識を再度読み込む(インプット)
  4. 再度同じ問題を解く(アウトプット)

上記の手順で進めていきます。

これを、ここでは【基本ルーティン】と呼ぶことにします。超基本になるルーティンだからね。

このうち、①の一番最初のインプットであれば、資格予備校の授業であったり、通信講座や本屋さんで売っているテキスト類にあたります。また、それに対応する問題集・過去問集が②のアウトプットにあたります。ここで間違えたり、よく理解していない情報を洗い出し、再度インプットするのが③の段階、そしてさらにこれを確認するのが④の段階です。

このようにインプット→アウトプット→インプット→アウトプットの流れを効率よく回して、知識のレベルを上げていくことが僕の勉強法です。シンプルでしょ。

シンプルなだけにしっかりとやっていけば超強力。着実に力を付けていくことができますよ。

インプット→アウトプットのサイクルの回し方

では、その具体的な方法ですが、まず、各科目(法律)を小さな項目に細分化していきます。そして、この細分化した項目ごとに「基本ルーティン」を適用していきます。

例えば、

  • 科目:憲法
  • 細部化した項目:戦争の放棄

これについて、基本ルーティンの

  1. 重要な条文・判例の知識を読み込む(インプット)
  2. その知識に対応する問題を解く(アウトプット)
  3. 間違えた・不十分な知識を再度読み込む(インプット)
  4. 再度同じ問題を解く(アウトプット)

を繰り返していきます。

そして、これを行政書士試験の試験科目である憲法→行政法→民法→商法・会社法→一般知識の順番に進めていく、そしてこれを何度も何度も繰り返す、というのがこの勉強法の進め方です。(科目の順番は必ずこうなっていなければならないわけではありません。ですが、行政書士試験の出題順に合わせて進めていく方が混乱しにくいかと思います。)

図にすると

勉強法:記事内イメージ

こんなイメージでしょうか。

項目はできるだけ細かくしていった方が、最終的に効率がよくなります。さらに、ひとつひとつの項目にかかる時間が短くできるので、細切れの時間でも勉強ができるようになります。

さいごに

今回は行政書士試験の勉強法について書いてきました。もちろん、この方法が全てではありませんし、人によってはもっと向いている方法もあるかもしれません。

しかし、僕はこの方法で行政書士試験を合格しました。なので、この勉強法には自信を持っています。

この勉強法のメリットは、「細分化した項目とテキストの目次が対応関係になるため、全体像の把握がしやすい」ことだと思います。頭の中で目次ができあがり、それを引っ張れば必要な情報が出てくる。こういった体系的な知識を得ることができ、その方法を身につけることで、開業後の実務力を底上げすることにもつながります。

基本は「繰り返す」ことです。忘れないうちに繰り返し勉強すること。そのための勉強法です。

もし、

  • 行政書士試験に合格したいけど、勉強法がわからない
  • 何回も試験に落ちてしまっていて、新たな勉強法を模索している

こんな悩みをお持ちでしたら、是非お試しください。

今回の記事はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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