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自宅と事務所を別にするメリットとデメリット

自宅と事務所を別にするメリットとデメリットイメージ

こんにちは。行政書士のtakashiです。

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行政書士事務所を開業するときに多くの人が直面するのが「事務所どうする問題」です。

この「事務所どうする問題」ですが

  • 自宅兼事務所
  • 自宅以外に事務所を借りる

の2パターンの選択肢を考えることができます。

以前に書いた「自宅兼事務所のメリットとデメリット」の続きの記事となります。

\【自宅兼事務所のメリットとデメリット】はこちら/

今回は、自宅以外に事務所を借りて開業する場合のメリットとデメリットを掘り下げてみたいと思います。

目次

自宅と事務所を別にするメリット

自宅以外に事務所を用意するとなると、多くは「事務所を賃借する」という選択になると思います。

つまり、「事務所を借りる」ということですね。

事務所を借りることのメリットは

  • 生活にメリハリがでる
  • 来客対応がしやすいので、書類作成に集中する時間が増える
  • 人を雇いやすい

という点が挙げられます。

一つずつみていきましょう。

生活にメリハリがでる

事務所に出勤することで明確に仕事のスイッチが入るようになります。

通勤時間が発生しますが、なるべく自宅近くに事務所を借りるようにすれば、気分転換の散歩がわりになるので気にするレベルではないでしょう。

また、自宅で仕事をするときと違い、「事務所を維持する」というモチベーションが生まれるので、ダラダラと作業をする時間はなくなります。

集中して業務にあたるため、作業効率があがり、より早く、より多く、案件を処理することができるようになります。

来客対応がしやすいので、書類作成に集中する時間が増える

自宅兼事務所では依頼者に来所してもらい打合せをすることが難しいことが多いと思います。

独立した事務所を借りることで、気軽に依頼者に来所してもらうことができるため、依頼者の事務所へ出向くための移動時間が短縮でき、業務処理に割ける時間を増やすことができます。

しかし、ウラを返すと依頼者の時間を奪ってしまうことになりますので、注意が必要です。許認可業務での最初の相談では特に、依頼者の事務所へ出向く方が効率がいいと僕は考えています。(詳しくは【自宅兼事務所のメリットとデメリット】の【2.3 来客対応が難しい】をご覧ください。)

簡単な相談や打合せ、書類の受け渡しなどのときには、事務所へ来所してもらえるのは時短メリットが大きいですね。

また、なかには「独立した事務所があるかどうか、どんな事務所なのか」を気にする依頼者もあります。こういった向きには「自宅以外に事務所を借りている」ことが効く、という面もあります。一部ですが。

人を雇いやすい

自宅兼事務所でも従業員を雇うことはできないことはないとは思います。

ですが、「できなくはない」というだけで、スムーズに仕事ができるかは疑問です。

自分が不在の際に、従業員の自宅からの出入りに気を使わなければなりません。

例えば、自分が依頼者との打ち合わせに出たときは、従業員は事務所である自宅に残ることになります。このとき自宅の鍵はどうするのか、従業員を信頼しているからと自宅の鍵を預けていいものか、という疑問があります。

その点、独立した事務所であればプライベートなものが入り込む余地はないですから、安心して事務所の鍵を預けることができます。

このように、自宅兼事務所と比べて独立した事務所では、セキュリティ面・精神衛生面ともに人を雇いやすいといえます。

また、従業員を雇うことで自分ひとりのときとは違う、新たな事業展開もできるようになるでしょう。

自宅と事務所を別にするデメリット

自宅とは別に事務所を借りる際のデメリットは

  • 設備投資が必要
  • ランニングコストがかかる

です。もう「とにかくカネがかかる」の1点ですね。

設備投資が必要

事務所を借りるためには、保証金が必要になります。これは、個人の住居でない事業用物件の賃貸借では避けては通れません。一般的に保証金は事務所賃料の6か月分ほどを契約時に差し入れます。

また、事務所開所のために備品類を用意しなければなりません。

  • デスク
  • チェア
  • 打合せ用テーブルセット
  • 鍵付きキャビネット
  • パソコン
  • 電話・FAX
  • プリンターや複合機

ざっと挙げただけでもこれだけのモノが必要になります。もちろん、いろいろと節約して減らすことはできますが、なくすことはできません。

ランニングコストがかかる

また、ランニングコストも地味に効いてきます。

事務所を借りた場合に必要なコストとして

  • 事務所賃料
  • 電話、FAX、ネットなどの通信費
  • 水道代や電気代などの水道光熱費

は最低でも必要です。他にも

  • ホームページ、ウェブサイトの維持管理費
  • 業務処理効率化のためのウェブサービス
  • 従業員の人件費

これらのように、業務を効率的に処理するための人件費やウェブサービス、また、集客やブランディングのためのウェブサイトなども必要に応じて取り入れていかなければなりません。

まとめ

今回は、行政書士事務所を開業するときにつきまとう「事務所どうする問題」について、「自宅と事務所を別にするメリットとデメリット」を書いてきました。

とにかく、事務所を借りるとカネがかかる、これに尽きます。

ですが、事務所を借りることで「責任感」が生まれ、より仕事に打ち込むようになるのは間違いありません。

また、僕の知り合いは事務所を借りて、「家に帰ったとき、『もう仕事しなくていいんだ』っていうのが実感できて、よく眠れるようになった」と言っていました。こういった点も事務所を借りるメリットですね。

また、今回の記事と併せて、前回の【自宅兼事務所のメリットとデメリット】もよかったらチェックしてみてください。

今回の記事はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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